Wisps

Just Another Journal

4/18/2021 (Sun)

午前中にYと一緒にお墓参りに出かけるう。そのあとは、いつもの日曜日と同じようにOK、OKで水を仕込み、昼は出汁をたっぷりととった蕎麦つゆで八割そばと昨夜ののこりの天ぷらで昼食。午後、図書館に本を返しがてら歩き出す。Lee Childの新しい小説を聞くことを楽しみにしていたが、Chapter1を聞き終わっても、なんだかしっくりこないので、返品をすることに決める。必ずしも世間の多くの人々が称賛される物語が自分に合うとは限らないという典型的なケース。図書館で本を返し、中に置かれたソファに座って、Audibleで次に聞く本を探していると、外がだんだんと暗くなっていることに気づく。おかしい。天気予報ではそんなことは言っていなかった。そんなことを思いながら、手元のアイフォンのAudibleと外を眺めつつ本を探していると、急に激しい雨が降り出し、あのまま外に歩きに出ていたら・・・となる。Lee Childのおかげとなる。結局はスティーブン・キングの新しい小説を選び、雨が上がったところを狙い、家にもどるためにあるき出す。スティーブン・キングの小説の面白いところは、第一章の頭から、物語に惹きつけられてしまうことろだ。10,000歩まではもう少しだったので、少しだけ遠回りをして帰ることに決めるが、最後はもう一度降り出した雨にやられてしまい、今日は散々だなあと思い家路を急いでいるところでふと顔を上げると、空には大きな虹。急いで丘をあがり見晴らしのよいところから写真を撮ろうとすると、今度は、その虹がダブルレインボーであることに気づく。空を見上げ、山を見渡し、どこからやってくるのかわからない、ああ、ありがたいなというような気持ちをジワジワと感じながら、ダブルレインボーの姿に見入る。外側の虹の姿は少しだけ薄い。ただ、内側の虹はこれまでに見たことがないほど明るく、色もはっきりとしている。根本がさしかかる屋根の上などは、見たこともないような黄金色に輝いている。虹の根がさしかかっている家の人々は、今どんな思いで光を浴びているんだろうか、などと考えつつ、自宅に戻り、同じように犬の散歩の途中で雨にやられたYと出会う。あまり長い距離は歩けなかったようだ。

夜はOKで仕込んだ白鹿の日本酒をいただきつつ、ワインじゃなくて日本酒なんだよなぁ、などとYといつものようにうだうだと話をしながら更けていった。どうしても日曜日は自分に甘くなる。