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Just Another Journal

「The Girl Who Takes An Eye For An Eye」を読みました

 2019 #13

日本語では、ミレニアムシリーズと呼ばれているのでしょうか。スティーグ・ラーソン亡き後、第二作として書かれた The Girl Who Takes An Eye For An Eye を読みました。

Wikipediaによると、スウェーデン語で書かれた同書のタイトルは、英語に直訳すると"The Man Who Chased His Shadow" というのだそうです。

読み終わって、さて、ここに記録を残しておこうとして調べたところ、原題はそのようだということで、やっと納得が行きました。

なぜかというと、読みながらずっと感じていたことが、The New York Timesのレビューとして書かれていたということです。

The review in USA Today calls Salander a fascinating character, and warns potential readers the reviewer thought she was not present for too much of the novel.

まったくの同感です。

SalendarとBlomkvistのキャラクターをこよなく愛する一人として、もっと彼らを取り巻く世界で物語が進んでくれていたらもっともっと手に汗を握ることができたのに、という思いは隠せませんが、だからといって、Salendar、Blomkvistというキャラクターを使いながら、こうした小説に仕上げてくれた作者には、畏敬の念を持ちます。

双子をめぐる策略に満ちたこの世界に関しては、非常に面白く読みました。

第三作目もOn its wayとのことです。どれだけ批判が多いとしても、あるいは、読みながら、どれだけ首をかしげるところが多かったとしても、SalendarそしてBlimkvistという偉大な二つのキャラクターの周りで展開するストーリーは、それが続く限り(あるいは、できれば、この先ずっと続いてほしい)、僕は本を手にすることになると思うのです。

 

 

GIRL WHO TAKES AN EYE (EXP) (Millennium Series)

GIRL WHO TAKES AN EYE (EXP) (Millennium Series)