Wisps

Just Another Journal

2021/05/07

夜にその日あったことを書いておこうと思うときほど、その日あったことのインパクトが大きいということだ。

朝、目が覚めると耳鳴りがしていた。しかもただの耳鳴りではない。何年か前に経験した、突発性難聴的な耳鳴りだ。すぐさま考えたのはその理由だった。どうして?

考えたところで原因など思いつかない。だからこそ、それは突発性難聴と呼ばれるのだ。

気持ちを整えるかのように階下に向かい、すでに起きてコーヒーを飲んでいたYにそう告げる。「おかしいんだ」

誰かにそれを伝えたところで、終わりなく続くノイズは止まることはない。平衡感覚まで失ってしまったかのように感じる。これは重症かもしれない。

やらなくてはならない仕事は頭にちらついたが、風呂に入る。そして、ゆっくりと呼吸を繰り返す。昨晩受けたトレーニングのタスクのひとつであったマインドフルネス的な何かを試す。ヒザ下から足首に意識を向け、その後、Lower backへとAwarenessを移す。Spineをのぼり首まで意識を上げる。そこから一気に「丹田」(トレーニングではその言葉は使わなかったが、Subconsciousnessにつながるchannelとしての身体の「部分」に意識を向ける。

だからといって絶え間なく続くNoiseが変わることはない。

少しフラつきながら髪を洗い、適当に身体を洗い流し、コーヒーを淹れ、仕事に向かう。Apple MusicでLo Fiを欠けながら仕事を始めるものの、左の耳は相変わらずだ。

ようやく変化が起きたのは、昼頃。11AMから1時間のTeams 会議を終えて、気づく。ノイズは消えたようだ。そして、まるで海の中を歩いているように感じた「つまり」も耳から消えている。おそるるおそる椅子から立ち上がり、そしてYが焼いてくれた全粒粉トーストを食べる。不思議なもので、耳に違和感があると味覚まで影響を受けるのかもしれない。チーズをはさんで食べた焼きたての食パンにもたいして味を感じない。

急いで、N先生を予約する。「藁」となるのはN先生だけのようだ。

でも、「今日はもういっぱいなんです。明日なら・・・」と言われ、明日の予約を仕方なく入れる。やれやれ。