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Just Another Journal

2020年7月9日(木)京都からの新幹線こだま コロナ影響

京都駅11時10分発のこだまで、東京にもどる。京都駅は驚くほど閑散としていて、おもわずその様子をYにLine 通話で伝えてしまう。こだまは、新幹線のオンライン予約で3日前の予約で、グリーン車チケットを割引価格(2,000円も安い)で購入することが可能だ。今回もその特典を利用する。のぞみで素早く帰ってくることもできるが、どうせ早く東京に戻ったところで、デスクで仕事をすることになるので、グリーン車の快適なシートでパソコンを開いていても同じだろうと考えると、結局いつもこだまを使うことになる。

各駅停車なんて、という人もいるかもしれないが、ゆっくりと車窓に現れるいろいろな町並みを眺めているのも悪くない。日本中に、いろいろな人達の生活があり、それぞれにとって、その生活は、今回一回限りの大切な生活だ。僕にとって、僕の生活が一回限りなように。そんなことをいつも思う。

東京駅につくとやはりさすがに人は多いが、帰りの丸の内線に乗り込むと、やはり人の数が少ないことに気づく。コロナの影響だろう。それでも、仕事着で座っっている人たちを見ると、そうか、こうして取引先で打ち合わせをしたりしている人たちがいるんだなということを思う。彼らは心からそれがしたいと思っているのか、あるいは、いたしかたなくそれに取り組んでいるんだろうか、本来であればウェブ会議でできた会議だったのではないか、などと思いながら、会社に戻ろうとしているのか、あるいは今から会議の場所に向かおうとしているのだろうか。あるいは、個人から選んで外での会議を主催している人たちなのだろうか。。。それぞれの顔にはあまりにも表情がなく、その点を推し量ることは難しい。それに、きっと周りからすると、僕自身も、どうしてあんなおっさんが、リュックひとつを抱えて、Tシャツで地下鉄に乗っていのだろうと思われても仕方ないのだから。

1週間と半分の後に戻ったマンションは、特段の変化はなかった。少しだけ部屋の匂いが他人のものだった。こうやって、人間は流れていくんだよ。

コツコツと仕事を続ける。マンションには25インチの外部ディスプレイがあるので、思った以上に仕事がはかどる。やっぱり、複数のウィンドウを広げながら仕事をすることで得る効率の良さは、何物にも代えがたい。

あと、引っ越しに向けて、何件かの引越し業者やら、買取業者に連絡。週末に不用品買取業者の見積もり訪問を頼む。大した量は無いのに、引越し業者に頼むと、東京から関西へは平均すると7万弱かかることが判明。それは意味が無い。

一通り仕事をこなし、7時過ぎにスーパーへ。タイムセールの野菜、惣菜を買い込み、ハイボールが飲みたく、サントリー角とウィルキンソンを仕込んで帰宅。一人で飲むとあっという間に酔っ払ってしまうから不思議。

YKがお土産にと包んでくれた、韓国のグリーンチリを刻み、フィンガーストリップチキンにパラパラとまぶしいただく。チリを刻んだ手で、口や鼻をさわってしまい、最後までピリピリとしていた。

夜10時半にはベッドへ。

Dark Matter: A Mind-Blowing Twisted Thriller (English Edition) を新幹線の中、東京駅から最寄り駅にたどり着くまで聞き続ける(読み続ける)。Page Turnerとはこのことだ。終わってしまうのがもったいなくて、途中、読む耳を止める。その状態になる本は意外とめずらしいが、この本に限ってはどうやらあと2冊、3冊ぐらいのシリーズを読んでみたいと思わされる。