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Just Another Journal

2020年7月6日(月)母語とアウトプット たどりつけば母語

激しい雨の一日。日本の南東にある大きな高気圧が、日本上空にある低気圧を不動のものとし、同時に湿った空気を送り続けているらしい。九州地方の被害が尋常ではない。

2年前の夏、RKと一緒に九州を車で一周したこときに通ったいくつかの街の名前が、ニュースから次々と聞こえてくるに従い、当時見た平和な街の様子を思い出す。被害に会われた方々の生活が一日も早く日常に戻ることをお祈りしたい。

自宅の在る関西でも、びっくりするような横殴りの雨が続いた一日だった。少しの間、雨が止んだので、2階にある仕事部屋の窓を開けて、1階の居間でニュースを見ていたら、きづいたら雨がはげしい。ハッと思い、2階に駆け上がると、すでに窓際に置いたデスクは雨に濡れていて、おまけに、PCまで雨に濡れそぼっている始末。あわてて、ティッシュでPCをふくが、無事起動するまではヒヤヒヤとした。

夜は、ふるさと納税の返礼品として届いた山形からの純米酒を飲みながら、豚肉と小松菜の炒めものや、昨日、福井にでかけた際に買い求めたカニかまぼこなどで、軽く一杯のむ。久しぶりに家族4人が揃っての晩酌。なかなか楽しいものだ。

夜10時半からの会議は、例のごとく、開始10分前にキャンセル。11時からの1時間の会議は、いつもどおりに聞くだけで終わる。

思った以上に日本酒がまわっていて、会議の直後にベッドに入った。

 

最近読んでいた、本物の思考力(小学館新書)の本に、「インプットされたものは、その後、母語言語化されてアウトプットされなければ、アクセシブルな記憶の引き出しに整理され保存されることはない」という点があったことを思い出しながら寝ていく。ベッドに入って、あれこれ読んでも、翌日にはあまり覚えていないということが、ここのところ気になっていたけれども(小説なんかでもそうだった)、「母語で」アウトプットされなければ、という点が妙に気になった。これまで随分と英語でも本を読んできたが、確かに「母語」の力というものは、自分が想像するよりもずっと大きのかもしれないなと思った。そして、その母語は、僕にとっては日本語なのだ。好むと好まざるとにかかわらず。