"The Girl in the Spider's Web"を読んだ
2019 #3
こともあろうに、この本を買ったのは、今からおよそ1年半前の海外出張中のことだった。最初は出張先のドイツだっただろうか、空港の本屋で見つけ、そのまま勢いでKindleで注文をしてデバイスの中に眠ったままだった。
率直な感想を言うのであれば、スティーグ・ラーソンが書いていたミレニアム3部作の続編であるのはわかっていたが、氏の亡き後に書かれた本書は以前ほどGripping でもPage Turning でもなかった。それはそれで残念でありながら、まあ、そんなものだよね、とも思ったり、変な納得感がある。だって、これを書いたのはスティーグ・ラーソンではなく、別の誰かなのだから。ミカエル・ブルムクヴィストも、リズベスサレンダーも、以前ほどは物語の中で生き生きとはしていないように感じたのは、自分の思い過ごしか。
けれども、やっぱりミカエル・ブルムクヴィストがそこにいること、リズベスサレンダーがそこにまたいること、その価値は大きい。
こうして物語が綴られていくのっていうのも、決して悪くはない。
勢いで、Amazonで見つけた続編を思わず注文してしまった。
The Girl in the Spider's Web (Millennium Series)
- 作者: David Lagercrantz,George Goulding
- 出版社/メーカー: Vintage Crime/Black Lizard
- 発売日: 2017/05/16
- メディア: ペーパーバック
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