Wisps

Just Another Journal

2021/06/06(日)〜2021/06/05(土)

2021/06/06(日)

デパートで仕込んできた福島の純米大吟醸をしこたま前夜飲んでいただいため、朝5時に目を覚ましたが、まだ酔っ払っていた。そのままでは機能しないと思われたため、二度寝を決める。(日曜日だからこそ)

午前9時に目を覚ましたときには、すっかり酔いも消えていて、すっきり。

YYがシャワーを浴びるというので、それを待って、のんびりと風呂に浸かる。昼過ぎからYと買い物にでかけ、その途中で図書館に寄る。この間から借りていた本の借り換えと同時に、「半脆弱性」という本が気になったので借りる。

夕方、Yの高校時代の友人に急に不幸があったということで、Yはバタバタとお通夜に向かう準備。なんとなく、そのまま車を運転させて行ってもらうのは怖い気がしたので、運転手を申し出る。40分ほど行った先にお通夜の会場はあった。到着したときにはすでに開始後だったが、Yは30分ほどはお通夜に出ることができたようだった。ぼくはYを待つ間、初めて着いた場所で、村役場の駐車場を見つけ、そこに車を止めてしばらく歩き回る。人ひとりいない、静かな村だった。田んぼの広がる平たい土地の中にぽつんと贅を尽くして建てられたコミュニティセンターのようなものがあり、ガラス張りのスポーツジムが見える。ウォーキングマシンや、テレビを見ながら車輪をまわすことのできる自転車もどきな機械などが並び、外からもそうした機械の上で動き回る人々が見える。なんだろう。外はこんなに平和で静かなのだから、わざわざそんな機械の上をあるかずとも、外をウォーキングすればいいだけじゃないのか、などと思わないわけではなかったが、それはそれ。個人の自由だ。

しばらくするとYからLineで終わったから迎えに来てほしいとのこと。急ぎ車に戻り、Yをピックアップし、帰宅したのは午後8時ごろだった。

ぬか床でつけられたきゅうり、人参、ナスを出し、韓国冷麺とコロッケという、よくわからないメニューとなったが、急ぎ夕食を用意し、ササッと食べる。

結果的に、なんだかバタバタとした一日となった。

 

 

2021/06/05(土)

おもいがけず、ビッグランチをYとYYと3人ですることとなった。そもそもは、デパートのメガネ屋に頼んでいたメガネを取りに行くということだったが、向かう途中で隠れ家的なイタリアンレストランを見つけた。時間はちょうど12時にで、YもYYも朝ごはんにアボガドバゲットを食べていたが、すでにお腹の調子もそこそこだというので、ハンドルを左に切って入ってみた。メニューは一切店の外には出ておらず、レストランに入って、そこでランチはコースのみだと言われ、それでも良いかと聞かれる。うまいやり方だなあと半ば思いつつ、もう3人共身体はレストランに入ってしまっているため、そこで引き返すわけにもいかず、OKと言った。

結果からすれば、その選択は成功だった。

出てくるヒトサラ一皿が、ほどよく思考が凝らされたものだった。だからといって、決して奇をてらったようなものでもなく、程よく楽しめる料理だった。パスタはアルデンテを狙ったがゆえに少し硬く、粉っぽさも残ってはいたが、それはそれでご愛嬌。ベタベタのパスタよりはまだましだ。ローズマリーやその他ハーブが全体的にうまく使われていて、好感が持てる。ドルチェは、ぼくには少しものたりなかったが、まあ、あんなものだろう。

というわけで、存分にランチコース、サラダ、スープ(じゃがいもとエビの冷静)、パスタ、ドルチェと楽しんだ。

コースランチなんて久しぶりだったので、食べるに従って心も身体も緩んでいくような、そんな2時間だった。