「レイヤー化する世界」を読みました
2019 #11
著者の本を読むのは2冊目となります。
一冊目は、これでした。
今回読んだのは、「レイヤー化する世界」でした。
後半に現れるメッセージは、上述の本がその実践編ととらえると、この本は、その概念を結論としながら、その前段で、より世界を歴史から俯瞰し、大きな流れに生きる、ちっぽけで、ちょぼちょぼな自分に気づきを与えてくれます。
歴史から見た世界の成り立ち過程に関する記述は、本当にパワフルで、グイグイと引き込まれました。
ウチとソトによって成り立っていた世界が限界に来ていること。これについては、肌感覚として誰もがボワッと感じていることなのだと思うのですが、著者の力強い筆跡を通し、「ああ、もはや」と感じさせられます。
大きな世界に住む、小さな自分により光があたって、「さて、これからどうしていこうか」と自分のみならず、自分の子供達に伝えていくメッセージに関しても考えさせられました。