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未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか 大野和基を読みました

2019 #6 

 図書館で借りました。最近、特に注目を浴びているビジョナリー的な人々に対し、日本人の著者が彼らの日本に対する考えなども含め、大きな視点でインタビューを行うという体裁です。

 テクノロジーの進化と、寿命の長期化が同時進行で進む僕らの社会で、僕らはこのあとどうやって生きていったらいいんだろう、そんなことを考えさせられます。テクノロジーの進化のスピードは、これからも加速し続けることは、間違いの無いことなんだろうと思うのですが、それと裏腹に人生100年時代と言われても、それ自体はとても不確実性が高く、ある種Betting on a Chanceというという側面があることも、いつも意識しておきたいと思いながら読みました。

 100歳まで寿命が伸びると言われても、多くの僕らは、50代、60代でこの世を去っていきます。あまりその部分を勘違いせず、「準備だけで終わってしまった人生」にならないよう、「一日一生」だとか「一期一会」といいうような考えは大切にしていたい、そんなことを思わされました。

 

未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか (PHP新書)

未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか (PHP新書)